「公ちゃんなぞなぞです。世界にある上の海って何でしょうか？」
「南極海？」
「もっと簡単！」
「空？」
「なるほどね〜」
「わかんねぇ」
「なぞなぞだから、もっと単純に考えて！」
「海だけど海じゃないよ」
「海だけど海じゃねぇ？ 空気、宇宙？」
「ぶぶー、なぞなぞレベル2の問題なのに解けないの？」
「解けねぇよ、なぞなぞとは相性が悪りぃんだよ」
「降参する？」
「していいのかよ？」
「降参なら、アイスおごってね♪」
「それぐれぇならいいぜ、降参する」
「やった〜！ ハゲ！」
「は？ ハゲじゃねぇし！」
「何のアイスかまでは言わなかったけどハゲね！」
「は？ マジハゲかよ！ 降参するんじゃなかったぜ」
「それでは、正解です！」
「なんだよ？」
「上海でした〜！」
「うわ、めっちゃそのまんま！」
「だから、なぞなぞレベル2って言ったでしょ」
「くそ、ハゲか〜」
「ねぇ、さっきからあの人こっちチラチラ見てる」
「あぁ、あの人はヅラだから自分のこと言われてると思ったんだろ」
「そゆことか！ じゃあ、コンビニでハゲ買ってね！」
「コンビニかよ、さらに高けぇし！」
「季節限定のやつ買ってもらお♪」
『トッピングカップル 1961』