「美味しい!」
「うめぇな!」
「このオレンジジューシーだね!」
「それアンコールな」
「このオレンジジューシーだね!」
「だから、アンコールな!」
「このオレンジジューシーだね!!!」
「ちげぇ、だからアンコール!!!」
「このオレンジジューシーだね!!!!」
「ちげぇし! オレはおめぇの言葉アンコールしてんじゃなくて、このオレンジ色の物体の名前がアンコールだって言ってんの!」
「なんだ、それならそうと早くそう言ってよね!」
「言ってたし!」
「言ってない!」
「じゃあ、どう言えばよかったんだよ!」
「それアンコールなって!」
「それ最初に言ってるし!」
「え、マジ?」
「マジだし!」
「このアンコールジューシーだね!」
「juicyな」
「出た、いい発音! で、英語で果汁はなんて言うの?」
「fruit juice」
「え、じゃあフルーツジュースは?」
「fruits juiceじゃね?」
「え、同じじゃん!」
「よく聞くとちげぇぞ」
「マジ?」
「マジだし!」
「もしかして、果汁の『じゅう』って語源はjuice?」
「お、それあるえるな!」
「ね、あるえるよね!」
果汁の語源は『fruit juice』かもね!
『トッピングカップル 1954』