「X JAPANカッコいいよね!」
「なんだ急に?」
「カッコいいでしょ?」
「そりゃカッコいいぜ!」
「ほら〜!」
「てか、なんで急にX JAPANの話になった?」
「沙羅魅YOSHIKI見た!」
「マジかよ!」
「マジのマジ!」
「いつだよ!」
「先週!」
「どこでだよ!」
「テレビ!」
「テレビかよ! 生で見たんじゃねぇのかよ!」
「生だったよ、生放送!」
「それは生違いな間違いだろ!」
「生だよ、例えラジオでも生だよ!」
「それ見てねぇし!」
「なんで?」
「ラジオは見えねぇ!」
「あっ、そっか!」
「そだし!」
「ていうか、公ちゃんさっきダジャレ言った!」
「言ってねぇし!」
「言った!」
「いつだよ?」
「さっき!」
「どんなだよ?」
「『なまちがいなまちがい』って!」
「それダジャレではなくねぇ?」
「アルミ缶の上にアルミ缶と一緒でしょ?」
「それはダジャレですらねぇ、よくある光景だろ?」
「そうかな〜?」
「そだろ」
「紅カッコいい!」
「それわかる!」
「アイヌヌンドゥルッバーって!」
「何だそれ?」
「出だし出だし!」
「あぁ、それな!」
「あと、エンドレスレインとか!」
「それわかる!」
「エーンデスレイって!」
「何だそれ?」
「サビサビ!」
「あぁ、それな!」
「あと、ラスティーシザーズ!」
「は?」
「え?」
「Rusty Nailか?」
「あっ、それそれ!」
「おいおい、ハサミとクギ間違えんなよな!」
「うっかりうっかり!」
「うっかりのレベルじゃねぇし、どっからハサミが出て来んだよ?」
「両目?」
「意味わかんねぇし、怖ぇ!」
「え、夢で見た気がする?」
「何だよその夢!」
「マンガの中のね!」
「それ見てねぇし!」
「ヌーメラヌーメラとか、ウーメラウーメラとか」
「わかんねぇな」
「ラスティってクギだったんだね」
「は? Rustyは錆びてるって意味だろ」
「あび?」
「サビ!」
「どれだけ涙を流せば〜!」
「は?」
「サビサビ!」
「あぁ、それな!」
『トッピングカップル klar』