我輩は沙羅魅である

投稿日:2019-10-15 更新日:

「ねぇねぇ、沙羅魅すごいことに気がづいた!」
「今度は何だよ?」
「プーさんがはちみつの中に閉じ込められて死んじゃったら琥珀になるんじゃない?」
「な、なんだと!」
「え、やっぱり理系からしたら、それはないかな?」
「いやいやいやいや! それマジあるえるし!」
「でしょ~! やっぱ、マジあるえるよね!」
「あいつは人様の家から出ようとしてお尻が引っかかるぐらいだから、はちみつに入ったらぜってぇ2度と出られねぇ!」
「だね! 本物のハニートラップだね!」
「あぁ、本物の『お前を琥珀にしてやろうか!』だな!」
「え、それを言うなら、『お前を薬局にあるユンケルのあのちょっと古いタモリのパネルの人形にしてやろうかァ!!』でしょ!?」
「いやいや、『お前も蝋人形にしてやろうかー!』だから!」
「あ、そっちか~!」
「こっちに決まってんだろ!」
「てか、さっきの閣下に超似てた~!」
「あたりめぇだろ。モノマネしてたんだからよ!」
「もう一回やって~!」
「だが断る」
「え、なにそれ?」
「はぁ、露伴先生に決まってんだろ?」
「え、そんなのいいから閣下やってよ~!」
「でも断る」
「え、またご飯?」
「露伴だし! で、今回のは......」
「いいからやってよ~、閣下見たい~!」
「見た目はマネしねぇし!」
「できるよ~! だって今の公ちゃんは閣下が世を忍ぶ仮の姿になってるみたいな見た目だよ!」
「そんなこと言ったらおめぇもじゅうぶん人間の姿に化けてんじゃん!」
「えっ! まさか沙羅魅は、実は閣下だったの!?」
「一理あるえるな!」
「え~! 吾輩は閣下だったんだ~! 知らなかった~!」
「相撲も好きだもんな!」
「あ~! 完璧に吾輩は閣下だった~! フハハハハハハ!」

「で、琥珀になったプーさんをだな」
「うむ」
「未来の人間が発見して」
「うむ」
「DNAを抜き取ってジュラシックプーさんを作るんだな」
「なるほど。そして、愚かな人間共は制御できなくなったプーさん達に恐れ慄き、喚き叫ぶのだな!」
「で、それが映画になってハリウッド大儲け!」
「吾輩も是非、その映画を観てみたいな。ところで、その未来は何年後だ?」
「まぁ、白亜紀の恐竜が現代に復活で約1億5000万年前と考えて、ざっと1億5000万年後だな!」
「な、なんだと!」
「まったく途方もなく、だいぶ先だな!」
「そ、そんなに未来だと吾輩は1億5010万20歳になってるではないか!」
「おいおい、おめぇその時まで生きてんのかよ!」
「公ちゃん何を言っている! 吾輩を誰だと思っているんだ!」
「沙羅魅」
「沙羅魅閣下だ!」
「ちょ、ちょっと待て」
「なんだ?」
「おめぇ、なんで一週間もそのキャラ続けられんだよ! オレそろそろしんどいし!」
「ヌャハハハハ! 何がだ? 吾輩は本当の自分に目覚めたのだ!」
「いやいや、毎日白塗りするなし!」
「何を言う! これが吾輩の自然な肌の色だ!」
「志村けんのバカ殿と同じ色してよく言うよ。頰も痩けてるメイクすんな」
「ばかもの。これは痩せただけだ!」
「目の上赤いし、しかも肩パッド装備してんじゃねぇ!」
「何が悪い! これが吾輩の正装だ!」
「完全に世紀末救世主伝説じゃねぇかよ!」
「聖飢魔IIだけに上手いこと言うじゃないか!」
「マジで手繋いで歩くのしんどいんだけど!」
「グハハハハ! 照れるでない!」
「照れてねぇ! 他人の視線が焼け付くんだよ!」
「つまり、照りつけられているということだな?」
「ちげぇ! オレが言いたいのは!」
「なんだ?」
「おめぇはそのままの素顔が一番可愛い!」
「のぼぼおおおおおお!」
「オレの沙羅魅は白塗りしないナチュラルなフェイスのビジュアルが一番のビジュアル系なんだぜ!」
「は、公ちゃん......」
「沙羅魅......」
「吾輩は閣下を卒業するぞ!」
「ああ、わかった」
「もう2度と白塗りなんかしない」
「ああ、そのセリフ5回目だけどオレは信じるぜ!」
「ってことで、沙羅魅もう帰るね!」
「え?」
「早く着替えなきゃ!」
「ま、待てよ!」
「ばいばいき~ん!」
「おい! 行くな!」
「き~ん!」
「さ、沙羅魅......」

『やべぇ、めちゃくちゃ見られてる......。
沙羅魅にきつく抱きつかれたせいで白塗りが服や顔についてるし、肩パッドのトゲトゲが刺さった首からの出血が止まらねぇ......』

その後、公太郎は気を失い近くの総合病院に搬送されるのであった。

 

『トッピングカップル 3848』

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