にんにくはお好き?

投稿日:2019-06-22 更新日:

「公ちゃん、早くにんにくガーリック食べよ!」
「うぉ! マジでにんにくじゃん!」
「ね! さすがにんにくガーリックだけあるね!」
「うぉ! 匂いもパンチあるな!」
「ね!」
「にんにく専門店ハンパねぇな!」

「今度はガーリックにんにく食べよ!」
「うぉ! マジでガーリックじゃん!」
「ね! さすがガーリックにんにくだけあるね!」
「うぉ! 匂いもパンチがあるな!」
「ね!」
「マジにんにく専門店ハンパねぇな!」

「今度のはガーリックにんにくにんにくだよ!
「うぉ! マジでにんにくにんにくしいな!」
「ね! さすがにんにくガーリックガーリックだけあるね!」
「は? これはガーリックにんにくにんにくだぜ!」
「そだった!」
「うぉ! 匂いもかなりパンチがあるな!」
「ね! 明日息できないくらいだね!」
「にんにく専門店えげつねぇくらいハンパねぇな!」

「これはガーリックガーにっくだって!」
「おぉ! どうなってんだこれ?」
「切れ目が入ってる?」
「ちげぇ! ガーリックと半分に切ったガーリックと半分に切ったにんにくをくっつけてるやつだ!」
「あ~! だから、ガーリックガーにっくなんだ!」
「味は……」
「うん! 美味しい!」
「確かにうめぇな!」
「ね! さすがガーリックガーにっくだけあるね!」
「さすがに匂いもパンチあるな!」
「ね!」
「マジにんにく専門店ハンパハンパねぇ!」
「だね!」

「で、このにんにくジュースやべぇし!」
「見た目もヤバイね!」
「味もにんにくだぜ!」
「ね! スタミナ溢れちゃうね!」
「スタミナの供給過多でスタミナこぼれ落ちちまうな!」
「ね!」

「で、全部にんにくだったわけじゃん」
「うん! 美味しかったね!」
「あぁ、確かに美味かった。だが、料理は全部同じだったんじゃねぇ?」
「そんなことないよ~、にんにくガーリックだったり、にんにくガーリックガーリックだったり、ガーリックにんにくガーリックだったり、にんにくガーにっくだったり、ガーリックにんリックだったりしたでしょ?」
「名前がちげぇのはわかるけど、味は同じだったろ?」
「そう言われると同じかもね」
「お好みでテーブルにある醤油、味噌、バター、塩、チーズ、七味、マヨネーズ、酢、砂糖、めんつゆが使えるけど、これ詐欺じゃねぇ?」
「え、嘘!」
「見てみろよこのメニュー! 値段全部ちげぇんだぜ!」
「あっ! 下は100円からで上は9800円だ!」
「にんにく切って、焼いたり、茹でたり、揚げたりでこんなに値段変わると思うか?」
「う~ん。シェフのこだわりがあるんじゃない?」
「焼き加減のか? 見ろよ、盛り付けも載ってる皿もほぼ一緒だぜ」
「あっ、同じ! 回転寿司みたいにお皿が違えば値段わかりやすいのにね!」
「いや、どれが高いとかわからなくてもいいんだし。要はどこで値段が変わってるか不透明だってこと!」
「じゃあ、思い切って店員さんに聞いてみよう!」
「だな!」

「まさかだぜ」
「まさかだね!」
「にんにくの産地が違ったなんてな!」
「ね! 北はノルウェー、南は南アフリカ共和国だってね!」
「な! でも、国産にんにく使用って書いてあるし!」
「南アフリカ共和国は国だよ?」
「いやいや、国産って言ったら日本国内のもんだろ!」
「そっか!」
「あっ、もしかして!」
「もしかして?」
「ガーリック表記のは輸入品ってことか!」
「うん! きっとそう!」
「ということは、この店は利きにんにく屋だったってことだな!」
「うん。そうなるね!」
「よし、帰るか!」
「うん!」

そんなにんにく屋が渋谷にあるとかないとか。

 

『トッピングカップル 229』

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