「クリスマスだな」
「クリスマスだね！」
「マジクリスマスソングばっかだな！」
「そだね！ 最高だね！」
「別に最高ではなくね？」
「最高だよ！ ワオのラストクリスマスとか最高！」
「それワムな！」
「そうとも言うよね！」
「そうとしか言わねぇけどな！」
「曲の感じがいいよね！」
「曲の感じはいいけどあれ歌詞に中身なんてねぇぜ！」
「いいじゃんどうせ洋楽なんて何言ってるのかわかんないんだし！」
「それも一理あるけど歌詞も大事だろ？」
「それは演歌ぐらいじゃない？」
「そうか？ 演歌こそ同じようなことしか言わねぇじゃん！」
「そんなことないよ！」
「あの人に会いたいとか別れたくないとか！」
「それJ-POPもだよ！」
「つまり日本の歌はつまんねぇってことだな！」
「そんなことないよ！ けんしくん最高だし！」
「誰っだって？」
「けんしくん！」
「誰だよ？」
「だから米津玄師だってば！」
「あ〜、あのデスノートに出て来そうな！」
「そう言うの良くないと思う！」
「なんでだよ？」
「不謹慎なこと言うのは沙羅魅の専売特許だから！」
「そゆことかよ！」
「じゃあおめぇが米津玄師の悪口言ってみろよ！」
「まかせて！」
「ハチと書いてマジでドン引きするの言えよな！」
「米津玄師は曲が最高で絵が上手くてセンスがあってもう最高すぎてエモいの象徴オブざジャパン代表！」
「それ悪口じゃなくね？」
「沙羅魅最近人の目気にしてるからオブラートに包んだの！」
「じゃあ、オブラートなしで言ってみろよ！」
「え〜！ それは困る！」
「誰も困らねぇし！」
「無理無理無理無理！」
「無理じゃねぇ！」
「無理無理無理無理無理無理！」
「無理じゃねぇ！」
「無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理！」
「無理じゃねぇ！」
「無理無理......」
「そういうのいいから言っちまえよな！ おめぇ誰だよ？」
「沙羅魅！」
「沙羅魅といえば？」
「頭ハッピーセット！」
「それじゃねぇ方だし！ 沙羅魅といえば？」
「義務教育の敗北の象徴！」
「そう！ つまりおめぇが気にするべき言論の壁はねぇ！」
「わかったなんでも言う！」
「よし！ 行け沙羅魅！」
「米津玄師マジ最高！！！！！！！」
「おい、それ忖度と書いてマジ忖度だわ」
「バレたw」
「ちなみにサンタクロスの女バージョンって知ってるか？」
「え？ サンタっておじいさんしかいないんじゃないの？」
「おめぇ金髪の色っぽいおねぇさんがサンタのカッコしてるの見たことあるだろ？」
「あるある！ てか公ちゃん下ネタ？」
「ちげぇし！ 例えを出しただけだし！」
「それで？」
「女のサンタにも名前があってサンタマリアって言うんだぜ！」
「あっ、それなんか聞いたことある！」
「だろ！ おめぇこれ最近ノリノリのTwitterでつぶやいていいぜ！」
「え？」
「しねぇのか？」
「今したとこ！」
「おめぇ秒でツイートするのかよ！」
「うん！ 沙羅魅はなう主義だからね！」
『トッピングカップル smaria』