「公ちゃん問題です！ お客樣とはなんでしょうか？」
「は？ なんだよ急に。てか、問題の情報が少なすぎて答えられねぇだろ」
「だから、お客様とはなんでしょうか？」
「おめぇオレの言ったことわかってないだろ？」
「そんなことないよ！ そして、問題を出してるのは沙羅魅だからね！」
「別に問題返ししてねぇし。お客様は人間ってことか？」
「あぁ、そうなっちゃうか～」
「だから言っただろ」
「じゃあね、お客様を4文字で言い換えるとなんでしょうか？」
「そうそう、そういうことだよ。だいぶわかりやすくなったぞ」
「難しいでしょ～」
「てか、わかったし！」
「え～、わかるわけないよ～。じゃあサービスね」
「は？ わかったって言ってんじゃん！」
「お客様を4文字で言い換えると『か〇〇○』さて、なんでしょうか？」
「さらにヒントかよ！ てかもう確定じゃん！」
「難しいでしょ～。これ以上はヒント出せないよ～」
「おいおい、おめぇオレのことバカにしてんのかよ？」
「え、バカになんてしてないよw」
「オレはさっきからわかったって言ってんじゃん！」
「え、マジ？ 沙羅魅の考えてることわかっちゃうなんて公ちゃんは神様？」
「おいおいおい！ それは言っちゃダメなワードだろ！」
「そんなことないよ～。褒め言葉だもん～♪」
「そういうことじゃねぇだろ」
「で、答えわかったんでしょ？ はずれたら今日の夜は公ちゃんのおごりでジョナサンね！」
「あぁ、いいぜ。オレが正解だったらおめぇがガストでおごりな！」
「いいよ～♪」
「では公ちゃん！ 正解をどうぞ！」
「お客様を4文字で言い換えると『かねづる』です！」
「え～！」
「あってるだろ？」
「大正解なんだけど！」
「こんなん楽勝だし！」
「でも、なんでわかったの～？」
「なんでも何も金づる以外の答えはねぇだろ」
「え～、ありそうだけど～？」
「いやいや、神様と書いてマジねぇし！」
「そっか～。公ちゃん手強いな～」
「というわけで、今夜はおめぇのおごりな！」
「やだな～、沙羅魅店員さんに金づるって思われたくないよ～」
「しょうがねぇことよ。商売はマネーゲームっていうだろ」
「沙羅魅はデンティストだよ～」
「お、英語できるようになったな。敗者ってことだな！」
「今日はガストがコーポレーションだね～」
「勝者ってことだな」
『トッピングカップル 3197』