「おめぇそんなんで外国の人に日本の文化を教えられんのかよ？」
「できるできる！ ウェルカムウェルカム！」
「もう無理な感じしか伝わって来ねぇな！」
「なんで？ できる感がもう溢れ出てる！」
「それ妄想な！」
「じゃあ、何か試しにやってみよ！」
「なんだよこの流れ、漫才かよ！」
「いいから早く〜、何か日本の文化を1つ言って！」
「じゃあ、ファミチキ！」
「ファ、ファミチキ！？」
「あぁ、できねぇのかよ？」
「それ沙羅魅の鞄の中に入ってるの知ってて言ったの？」
「そんなの知ってても知らなくてもどっちでもいいだろ。とにかく外国人に説明してみろよ」
「えっと、ファミチキ is like Lチキ！」
「待て待て、それLチキって何だよってなるだろ？」
「そしたら、Lチキはななチキに似てるって言えばOK！」
「外国人ななチキ知ってるか？」
「え、チキの内の1個ぐらい知ってるでしょ？」
「日本に住んでたら知ってるかもしれねぇけど、コンビニ知らない外国人向けに説明してみろよな」
「え、コンビニ知らないって、アマゾンの奥地に住んでるの？」
「何言ってんだよ、アマゾンぐれぇ大きな会社なら会社の中にコンビニあったりすんだろ！」
「あっ、そういうビル丸の内とかにあるよね！」
「もっと、外国人目線でいい例えねぇのかよ？」
「あっ、KFCみたいなチキンって言えばいいんだ！」
「おっ、いいのあんじゃん！」
「でしょ！」
「よし、それを英語で言ってみろ！」
「え〜と、JFK is chicken！」
「待て待て、それ時代が時代なら国際問題待った無しだし！」
「え、マジ？」
「暗殺と書いてマジ！」
『トッピングカップル chicki』